高雄・旗津老街

台湾出身 仲眞啓子 施雅燕(ス ヤエン)

2024年09月20日 18:23

空路で高雄へ入るとき
北西の方角からゆっくり高雄国際空港へ
降りてゆく針路を取りますが
その時に左側の窓際座席に
座っていると
高雄港に停泊中だったり今まさに
出港する貨物船の姿を見ることが
出来るかもしれません
高雄は北の基隆と並んで
台湾の海の玄関口
古くからの港町として栄えてきました
捷運の終点・西子湾は
道教の廟・代天宮を中心に
かつての賑わいを思い起こさせる
老街の街並や
国立中山大学のキャンパスも
すぐ近く
ここから対岸の旗津へは
旗津渡輪という
人もバイクも一緒に渡る渡し船が
5,6分おきに出ています
10分ほどで旗津渡輪站へ到着すると
すぐに見えてくるのが旗津老街
といっても歴史的な街並の事を指す
ホントの老街ではなく
海鮮料理のお店や土産物屋が並ぶ
数百メートルの賑やかな通りです
ちょうど那覇の国際通りみたいなかんじ
旗津は長さ11㌔ほどの細長い島で
老街を抜けると一気に
ローカル感溢れる地元感の街並みと
観光客が楽しそうにタンデムの自転車を
漕ぐ海沿いの自転車道との
ギャップが面白いのです
この小さな島にはかつて欧米列強が
台湾に押し寄せた時代に造られた砲台や灯台
歴史的建造物の旗津天后宮や海水浴場
国立高雄科技大学の校区もあります
冬は特に風が強く
吹き抜けるので海岸沿いには
風力発電の風車も設置されてします
あちこちの漁港の観光市場へ行きましたが
規模といい賑わいといい
やはり此処が一番かも
時代と共に建て替えが進み
今では大きな体育館のような
カラフルな建物の中の両側には
たくさんの海産物が並びます
特に何も買うものは無いなと思って入っても
結局何かを買って出てきてしまうのは
既にその場の雰囲気も呑まれている証拠?
勢い良く誘ってくるお兄さんお姐さんの
威勢の良い掛け声と
これでもか!と高く積み上げられた品々の
相乗効果に拠るものでしょう























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